院長のひとりごと・・・ 16(女性ホルモン)
今日は女性ホルモンと健康への影響、その対策についてお話ししましょう。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵巣ホルモン)と
プロゲステロン(黄体ホルモン)があります。
エストロゲンは女性らしい体つきをつくり、妊娠や出産に適した体をつくります。
プロゲステロンは妊娠をスムーズにし、妊娠したときには胎児を守る働きをします。
女性ホルモンの分泌をコントロールしているのは脳の中の
視床下部(ししょうかぶ)という場所で、
すぐ近くにある下垂体(かすいたい)をとおして主に卵巣に働きかけ、
エストロゲンとプロゲステロンを分泌させます。
実はこの視床下部、ホルモン分泌はもちろん、交感神経などの自律神経系や
性行動、睡眠などの本能的行動、怒りや不安といった感情なども
コントロールしている、いわば脳の中の隠れた司令塔なのです。
脳の中でたくさんの仕事をこなしているだけに、
強いストレスや急激な環境の変化に弱く、
影響されやすいという弱点も持っています。
例えば、あなたがイライラしたり不安になったりしている時、
お酒を飲み過ぎた時、睡眠不足が続いた時など、
視床下部は機嫌が悪くなって働きが落ち、
そのため、女性ホルモンの分泌もスムーズにいかなくなってしまいます。
その結果、肩こり、頭痛、疲労感、めまい、不眠、冷え、下痢、便秘、食欲不振、
生理不順などの身体的症状や、
怒りっぽくなったり、憂うつになったりといった
精神的症状が出てくるようになります。
ではこの視床下部に機嫌良く働いてもらって女性ホルモンを
スムーズに分泌してもらうにはどうしたらよいのでしょうか・・・
先ほども説明したように、視床下部はストレスにとても敏感ですから、
ストレスを溜めない生活が大事ということになりますが、
仕事や子育てはもちろん、時に恋愛までもストレスを生み出す原因というのが
実際の毎日の生活ですよね
そこで、おやすみ前の僅かな時間、だいたい10~30分を
自分の心をいたわる時間として確保してみましょう。
それはアロマの香りにひたりながらの入浴でも、
お気に入りの写真集を眺めるのでも、
あるいはベッドでブランケットにくるまってぼんやりしていても良いのです。
大事なのは1日のその時間だけは、
あなたの疲れた心をいたわってあげる時間にすること。
不思議なことに、こういう時間を持つようになると
それまでストレスを感じさせていた出来事自体が、あまり気にならなくなるようです。
できれば、疲れをいやしてくれる優しいソファーや寝具も選びたいですね。
また食生活の乱れもまた視床下部の働きを弱めてしまいます。
だから毎日きちんと食事して栄養に気をつけて、ということになるのですが、
これもまた、残業続きだったりするあなたには難しいですよね
朝はギリギリまで眠っていたいし、夜は疲れて食欲はないし、
食べるとなると今度は食べ過ぎちゃうし・・・
そういうあなたに必要なのは、からだにやさしい食生活。
食欲のない時や時間のない時に無理して食事をとろうとするよりも、
1日に必要な各種栄養素を含んだサプリメントを、
食生活の中に上手に取り入れましょう。
毎日の適切な栄養摂取は視床下部の働きを良くして、
女性ホルモンの分泌を助けます。
分かりましたか?
さあ あなたも女性ホルモンと上手につきあって、秋をいっぱい楽しみましょう
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