院長のひとりごと・・・ 20(脂肪)
今日はクリスマスイヴですね。
こんなときに何ですが・・・
今回は「肥満」のもと、脂肪についてお話します。
まずは、皮下脂肪についてです。
◇皮下脂肪と内臓脂肪
私たちのエネルギーの元となる脂肪は、様々な形で身体に蓄えられます。
その中で、肥満に結びつきやすいのが「皮下脂肪」と「内臓脂肪」です。
内臓脂肪については、メタボリックシンドロームがいたるところで話題に
なることもあり、健康に及ぼす悪影響などについて理解が進んでいるようですが、
一方の皮下脂肪については、肥満の直接的原因ではあることばかりが認識され、
健康面への悪影響についてはあまり知られていないように思われます。
◇皮下脂肪による健康への悪影響
女性は、女性ホルモンであるエストロゲンなどの働きによって
皮下脂肪をためやすいということは皆さんご存知のとおりですが、
近年様々なデータで明らかになってきたことは、
日本人女性の平均皮下脂肪率がこの20年間で急激に増加し、欧米諸国の値に
急接近しており、それに伴って、高血圧、高脂血症、血行障害、運動障害、
さらには心不全、などの病気や症状が非常に多くなってきているということです。
また、一部の研究では、皮下脂肪を蓄えすぎている女性には「うつ傾向」が強い
という報告もあります。
いずれにせよ、皮下脂肪のためすぎは、身体にも心にも良くないということです。
◇ほとんどの女性が皮下脂肪過多
皮下脂肪は、特に女性の場合、減らすことが難しいといわれていますが、
必ずしもそうとはいえないように思います。
その理由は、第一に、大半の女性が本来必要とされる
皮下脂肪量を超えた脂肪を蓄えていること。
第二に、余分な皮下脂肪は、身体を自然な状態に戻すことによって
無理なく減少させることが出来ること。
以上のような理由で皮下脂肪は落とすことが出来るのです。
ところが、ほとんどの女性はカロリーを必要以上に摂取しています。
これには様々な理由が考えられますが、
その最も大きな要因は、私たちが進化の過程(遺伝子)で形成してきた
食欲中枢のプログラムと現代の生活とのミスマッチによるものが
要因の1つに挙げられます。
またストレスなどによる食欲亢進(こうしん)などが
加わってしまうことも考えられます。
太っている人ほど早食いでよく噛んで食べない。とも言われていますね(笑)
皮下脂肪過多になる理由はさまざまですが、
結果として私たちは"常に食べ過ぎている状態"に陥ってしまうのです。
◇食べ方を考える
この"常に食べ過ぎている状態"から脱却するには、
"本能的食欲による支配から逃れる"ことが必要になります。
ただし朝、昼、晩、食事をしてください。
食事の回数を減らしてしまうと、逆に皮下脂肪を蓄える結果になります。
また、自律神経を失調させる原因にもなりかねません。
それには、食欲を満足させながらカロリーを摂取しない
という方法が有効になります。
今日ではそのための食品やサプリが豊富に開発、販売されており、
非常に効果が認められるものもありますから、
自分の身体に適した効果のあるものを選択してみてください。
さらにアメリカでは、心理学的なアプローチもその有効性が認められてきており、
「認知行動療法」(考え方の枠組みを変えることによって行動を変える、
という心理療法)の導入もすすんでいます。
ダイエットは女性の最大関心事でもあるので、これからも取り上げていきます。
では、また
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