こんにちは。
更年期障害についての３回目です。
今回は更年期障害に用いられる漢方薬についてです。
更年期障害は、漢方でいう血の道症のひとつで、
自律神経失調症とも考えられています。
昔、孔子という人は３０にして立つ、
４０にして惑わずといいましたが、
４０は女性にとっても充実した人生を歩まれている頃ではないかと思います。
しかし肉体的には男女とも変調の兆しが見えてくる時期でもあるのです。
この心と身体のアンバランス、漢方でいう気、血の不調和が
更年期障害をおこすのではないかと言われています。
こうした状態には漢方薬はたいへんよく効きます。
＊服用の仕方
本来は土瓶やステンレス製のやかんなどで
煮出して服用しますが、最近は錠剤やフリーズドライ製法の薬剤が
多く出回っていますので、そのまま服用するか、１００ｃｃ程度のお湯に
溶いて、食前、または食間（食後２時間）に服用してください。
１．桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）
体力があって、冷えのぼせのある人に。
比較的体力があって、冷えのぼせがあり、肩こり、便秘、生理が重く（月経困難）
精神不安症状のある人に有効です。
２．桃核承気湯（とうかくじょうきとう）
がっちりタイプで精神不安がある人に。
すぐカッとなる精神興奮症状、逆に不安症状が激しく、生理が重く、便秘、
冷えのぼせがあり、下腹部を押すと痛みのある人で、
頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状がある人にも有効です。
３．柴胡加竜骨牡蠣湯（さいこかりゅうこつぼれいとう）
心配性で寝つきの悪い人に。
虚弱体質ではない人で、心配性で寝付きが悪く眠りが浅い人。
便秘気味で、朝起きると口の中がねばついたり、
歯を磨くと吐きそうになる人。
４．加味逍遥散（かみしょうようさん）
不眠、イライラ、上半身や顔が熱くなる人に。
血の道症によく用いられる漢方薬です。
めまい、頭痛、不眠、イライラ（怒りっぽくなる）、急に悲しくなったり
うきうきすることもある、などの精神不安定症状があり、
時々上半身や顔が熱くなる人に有効です。
５．当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）
冷え性で疲れやすい人に。
足腰が冷えて、貧血気味で疲れやすく、トイレ（おしっこ）が近く、
生理痛や生理不順、精神不安（イライラなど）がある人に有効です。
６．半夏厚朴湯（はんげこうぼくとう）
内気でイライラを溜めやすく、胃腸の弱い人に。
内気でストレスやイライラを溜めやすく、胃腸があまり丈夫ではなく、
不眠、めまい、頭痛、頭が重い、動悸などのある人に有効です。
７．他にもまだあるのですが・・・
代表的な漢方薬は以上です。症状や漢方薬についての質問がありましたら、
メールをください。また長くなってしまいましたので、終わりにします。
３回にわたり書いてきました更年期障害は今回で終わります。
次回は・・・・・ま・だ・か・ん・が・え・て・い・ま・せ・ん・・・
ではまた・・・
お肌のニキビ・シミを確実に解消
Premier Beauty Clinicの特長
- ニキビ・シミなど女性の美肌専門メディカルエステ
- 敏感肌の方でも安心・安全な施術
- 経験豊富なドクターが常駐、お肌の悩みを解決
- 東図書館 徒歩3分、宇都宮駅 徒歩15分、駐車場あり
- 土日祝も対応･21時まで受付、電話無料相談あり
