院長は今日も元気です！・・・ 17（じんま疹）
こんにちは。毎日暑いですね。
最近多いんですよ。今日はじんま疹についてです。
【症状・説明】
皮膚が偏平に隆起して、発赤（赤み）とかゆみを伴います。
皮膚にある細胞からヒスタミン（痒みや痛みを生じさせる物質）などの
化学物質が遊離され、血管の透過性が高まり（血管の拡張）皮膚の痒みを生じる
一過性（一時的）浮腫を起こします。
実はなぜそうなるかは解っていません。
一過性で場所が移動（数時間のちに跡形もなく消失したり、
あるいは場所が移動したり）日によって違ったり、日中なくて夜あったり、
しかも長く続くこと、反復性などが特徴としてあります。
原因の究明には諸説があり、温度により、かゆみだけなら
たとえば自律神経説というものや、大人なら精神的ストレスによるというもの、
コリン性じんま疹（下記参照）というのもあるくらいです。
何も原因が無く生じるものもあり、接触性皮膚炎（金属や化粧品、植物などで
起きる炎症）なども関係することがあります。
その他、日光で起きる「日光じんま疹」や、外界からの物質、
例えば食物などが皮膚に触れた部位に生ずる「接触じんま疹」、
発汗、運動、精神的なストレスに際して小さい膨疹の生ずる
「コリン性じんま疹」などが知られています。
さらに精神的なストレスなどで生ずる「心因性じんま疹」や、
風邪をひいた時などに生ずる「感染性じんま疹」などもあります。
【原因】
その原因は多様ですが、アレルギー性と非アレルギー性に大別されます。
また最近は肝炎ウイルスをはじめとした、種々のウイルス感染が原因とも
考えられています。物理的刺激（ひっかくなど）、圧迫摩擦などの
人工じんま疹（機械性じんま疹）、寒冷じんま疹や温熱じんま疹、
日光じんま疹など、ある特定の物質によって生じる場合、
また飲食しなくても起こる場合や、強く皮膚を擦ると出てくるものなど様々です。
【対策・治療】
急性じんま疹などはすぐに治ってしまうので、
それほど問題にはならないことが多いのですが、
特殊なじんま疹、たとえば寒冷じんま疹の場合には、寒い所、冷たいものを
避けるということで予防ができますし、日光が原因で生ずる日光じんま疹の場合は
日光を遮断すれば予防できます。こうした原因の分かっているじんま疹は、
その原因を除いたり、避ければよいわけですが、
慢性化してしまい、原因の解からないじんま疹の場合は、
一般的に難治性のことが多いです。
この場合には医師による定期的な治療が必要になってきます。
じんま疹の治療薬の代表的なものには、ヒスタミンの活性を抑える
「抗ヒスタミン剤」があります。その他、最近ではいろいろな種類の
「抗アレルギー剤」が出ており、症状に応じて使い分けることで、
抗ヒスタミ ン剤と同様に、大部分のじんま疹を抑えることが
出来るようになってきました。
慢性じんま疹の患者さんは、医師の指導に従って内服を続けてください。
また、一般的にじんま疹は、ストレスの多い時や体調の悪い時などに
生じやすいと言われ、じんま疹が出来たら、体の注意信号だと思い、
充分な休養を取るなど、出来るだけ体をいたわってあげてください。
治療は抗ヒスタミン剤服用、軟膏の短期の塗布、
抗原が同定（原因が解かること）されたら抗原除去などがあります。
ただ原因も解らず、自然に治ってしまう場合も少なくありません。
アレルギー性によるじんま疹の予防対策としては、
アレルゲン（アレルギーを起こす物質）であることが分かっている物質への
接触を避けることが必要です。
じんま疹の症状が現れたら再発を避けるために、
熱い風呂あるいはシャワーは避けたほうがが良いですね。
どうですか？わかりましたか？
今日は文章がうまくつながらず変な文章になってしまいました。
解からないことがあったらメールをください。
それでは、また。
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