免疫力について 2。(院長は今日も元気です!・・・27)
こんにちは。
今回も前回に続き、免疫力について書きたいと思います。
今回は免疫力を高める栄養素を紹介します。
*ビタミンC
果物や野菜に豊富なビタミンCは、感染に対する体の免疫力を高め、
ウイルスによって破壊された細胞や組織の修復・再生を促します。
どんなウイルスにも作用し、ウイルスの種類が多い風邪にはとくに好都合です。
肺炎などの二次的な細菌感染症も防ぎます。また寒冷抵抗力を増す働きがあります。
風邪をひくとビタミンCの消耗が激しくなるので、十分なビタミンCの補給が必要です。
補給の目安は、一日1,000mg以上を数回に分けて摂るようにしましょう。
*β-D-グルカン
キノコ類に含まれている多糖類の一種であるβ(ベータ)-D-グルカンは、
免疫を高める成分として、最近注目されている成分です。
キノコの種類によってβ-D-グルカンの種類や性質は微妙に異なり、
その働きも差があるといわれています。
免疫力を高めるのに特に有効なのは、アガリクスやマイタケに含まれる
β-D-グルカンといわれています。
アガリクスに含まれるβ-D-グルカンは水への溶け易さ、形などから
体内での作用に適しています。
またマイタケのβ-D-グルカンはビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高まります。
*アリシン
ニンニクやネギ、ニラなどのにおいの成分に含まれているアリシンは、
強い抗菌作用と抗ウイルス作用をもっています。
さらに免疫細胞を活性化させ、弱っていた免疫力を高めます。
また体を温め、発汗作用があるので風邪にも有効です。
中国や韓国では昔から風邪や呼吸器系の症状を改善するのに
良いとされてきた食材です。
*亜鉛
亜鉛は、免疫力を機能させるための大切な栄養素です。
免疫機能で重要なT細胞などに深く関係しているからです。
亜鉛が不足すると、侵入してきた病原菌に対して抗体をつくる
T細胞がうまく働かなくなってしまいます。
この抗体が作られないと、何度でも同じ病気にかかることがあります。
免疫機能が低下した状態では、ウイルスや細菌などの病原体を
やっつけることができないので、風邪はもちろん、ほかの感染症にも
かかりやすくなります。
亜鉛は魚介類や海藻類、肉類、ナッツ類などに豊富に含まれています。
積極的に摂るようにしましょう。
*カロチノイド
緑黄色野菜に多く含まれているカロチノイドは体内で必要な量だけ
ビタミンAに変化します。
ビタミンAにはウイルスの侵入口となる鼻や喉の粘膜を丈夫にして、
風邪やインフルエンザなどにかかりにくくします。
ほうれん草、ニンジン、カボチャなどの緑黄野菜には、
体の中でビタミンAに変わるカロチノイドが豊富です。
また、『病は気から 』といわれるように、気持ちの持ち方で
免疫力にも影響を及ぼすことが解かっています。
たとえば妻と死別した夫がいるとします。
その夫の免疫機能は顕著に低下してくる場合が多いのです。
これは精神的に自分を追い込むことによって、その微妙な変化が
神経系から免疫系にも伝わるということを立証しています。
その結果、体の免疫力が弱まり、病原菌や細菌などに冒されやすくなり、
さまざまな病気を引き起こす原因にもなります。
一方、あるガンの治療現場で次のようなことが試みられました。
患者さんに漫才などを見せて、数時間思いっきり笑ってもらい、
ガン細胞を攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞の活性を調べたところ、
正常範囲に上昇したという結果が出されています。
『笑う門には健康が来る 』のかもしれません。
また長くなりましたが、免疫力について理解いただけましたか。
風邪をひきやすい季節です。しっかり読んで実行してください。
それではまた、お会いしましょう。
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